教育費のための資産運用

30代のリバランス|資産運用を全体資産から整える

皆さん資産運用で重要な「リバランス」を行っていますか?

リバランス 

複数の資産や証券に分散投資するポートフォリオ運用において、資産の再配分をリバランスといいます。 時間の経過とともに相場が変動することで、当初決定した資産配分が変わっていきます。 そこで、定期的にその資産配分の比率を当初の計画どおりに修正を行います。https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ri/J0250.html

 

よくリバランスと言われると、持っている株や債券のバランスを目標とするポートフォリオに合わせて組み替えるイメージをもたれます。

このリバランスって、自分の手持ちの現金も含んで考える必要があるんですよね。なぜなら、株や投資信託だけ見ていても資産運用という観点では片手落ち。

今日はコロナショックで株価が下落しているので、リバランスを今一度考え直したのでまとめてみました。

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リバランスとはなんぞや?

 

リバランスを考える前に、まず一番最初に考えなければいけないのは、自分の資産配分をどうするのかという内訳です(=これがアセットアロケーション)

アセットアロケーションとは、運用する資金を国内外の株や債券などにどのような割合で投資するのかを決めることをいいます。アセットとは「資産」、アロケーションとは「配分」という意味を持っています。
資産は、大きく分けて「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「商品・金」など、同じような特性を持つ商品のグループを指します。

 

ちなみに、我が家は現金カウチポテト方式をとっています。

カウチポテトポートフォリオ(Couch Potato Portfolio)とは、米国のコラムニストであるスコット・バーンズ氏が提唱している資産運用法で、投資のやり方は資産の半分を株式の投資信託に、残りの半分を国債の投資信託に投資をします。https://hottarakashi-investment.com/?p=2805

 

(債券の数字が良くないので、たまたまカウチポテトになっていたという言い方が正しいのですが)我が家は夫婦合わせての資産運用(夫婦別会計だが、家族分の証券口座は私が運用している)すると、慎重派の夫の現金比率が増えていく家計です(運用しない)

私は割と積極運用派なので(リスク許容度が高い)、家計という観点でいつも考えながら全体を運用しています。

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こんな背景の我が家ですが、その上で資産ポートフォリオを組んでいます。

ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことで、特に具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指します。「ポートフォリオを組む」ということは、どのような投資信託を購入しようか、株はどの銘柄で何株ほど持つか、などの検討をするという意味です。https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ho/J0122.html

 

このポートフォリオも

  • 老後のお金
  • 教育費
  • とりあえず10年くらい使わないお金
  • 数年以内に使う可能性のあるお金

など、資産運用目的を決めて投資信託や株式、ETFなど商品を吟味しています。

目的別に商品を分けておくと、大きな下落が起きても「これは今必要なお金だったか?」と目先の評価額に惑わされる心配が減ります。

リバランスの前にポートフォリオを確認!

 

じゃあポートフォリオはどうやって組むの?

これは年齢とリスク許容度によって異なります。

私は30代でも、世界株式株式メインの投資信託一本(日本は外す)でいいと思ってる人ですが、人によっては債券も入れないと不安という人もいます。

有名なポートフォリオの組み方の一つが、年齢と株式比率を逆にするという考え方です。

人生を100年として、現在40歳なら、株が60%、債権が40%と購入比率を変えるやり方です。>>>東証マネ部「リバランスのやり方」

どんなやり方でも良いから、まずは資産を何をに振り分けて運用するか決めるのが大事!

  1. ポートフォリオを決める
  2. その上でリバランスのタイミングを決める
  3. リバランスの方針を決める(売却するという人もいますし、購入比率を変えていくだけで売却はしないという人もいます)

 

 

リバランスのタイミングは?

 

リバランスは、自分の誕生日、お正月などタイミングを決めるか市場が変化した時、必ず年1回以上が推進されています。

リバランスには、“毎年1回”など一定の期間ごとに行う場合と、“最初の状態から1割以上ずれたら”など変化に応じて行う場合があります。
初心者や忙しい人には、どちらかといえば市場の動きに左右されない定期的なリバランスが向いています。頻度は、毎月、四半期、半年、1年、3年などさまざまですが、個人の場合は1年に1度、家計全体の棚卸しの一環としてリバランスを行うことをおすすめします。http://www.jsda.or.jp/jikan/qa/062.html

 

今回は「最初の状態から1割以上ずれたら”など変化」が起きている場面なので、リバランスをしました。

私が好きなインデックス投資アドバイザーカンチュンドさんは、「預貯金込みのリバランス」をお勧めされています。

簡単に言うと

  1. 貯蓄:投資を5:5で資産配分を考えていた
  2. 1年後に総資産の割合が、貯蓄と投資6:4になっていた
  3. 貯蓄の割合を減らすため、投資に貯蓄1の資金を移す
  4. 最初の方針5:5に戻す

 

暴落時にリバランスする?

 

暴落時にリバランスするって勇気がいりますよね。

なぜなら株価が下がっているので、リバランスすると、マイナス!損切りしてるような気持ちになるからです。

しかし、株価が下がっている時こそリバランス!

暴落時にリバランスしても、評価額は下がっているが、リバランスして購入する商品も価格が下がってるため、大きな痛みにならない(組み換えただけ)

また利益が出ない分、下手に税金も取られず(利確時の税金)リバランスできるとカンチュンドさんが以前、セミナーでもお話しされていて、面白いと思いました。>>>ファンド選びは足し算ではなく引き算で!

 

  1. 現金100万円、投資信託100万円持っていた
  2. 株価暴落で投資信託が半分の50万円になった
  3. 100万円現金と50万円(評価額)投資信託がある
  4. この場合150万円総資産とし、配分を組み直してリバランスする
  5. 配分目標が5:5なら、現金100万円から25万円分投資信託を購入する
  6. 現金75万円、投資信託75万円で5:5に戻る

 

実際に私が行ったリバランスは?

 

今回の暴落で、持っている株や投資信託の見直しを考えた人は多いのではないかな?

私もいくつか見直しました。

まず日銀が買い支えすぎている(と私が思っている)日経平均や TOPIX 連動の投資信託を全て売却し、全世界株式投資信託に変更しました。

私は正直細い銘柄にこだわって投資をするという、マメな投資家ではありません。そのため分散しやすいインデックスファンドの投資信託を購入しています。

今まで米国か世界株式メインで購入していましたが、分散目線を入れるために今回は「世界株式(日本除く)」に現金を入れた形でリバランスしました。

基本的には、カウチポテトで現金(日本円、外貨含む)と投資信託の配分を考えて、ポートフォリオに基づき「リバランス」です。

余談:私はセゾン投信が好きなのですが、株と債券が半分ずつで世界に投資(日本は10%含)

今回コロナショックで大きく株価が下がった時に、債権の入ってるセゾン投信はそこまで大きく値下がりしませんでした。

私は30代なので株式メインで運用していく方針ですが、60代半ば年金で生活している時に同じ株価の下落が起きたらちょっと心臓に悪かったなと思います。

やはり50代後半からは、債券も上手くポートフォリオいなければなと再認識。

 

大きな波が来てる時こそ、現状を見直して資産運用どうするのか、考えるいいタイミングですね!

今こそリバランスしたいと思う人もいるし、そもそもポートフォリオがぐらついてると思う方もいます。

持っている資産全体の配分を考えて、上手くリバランスを定期的にしていきたいですね!

 

YouTubeでこの内容を解説しています(音声で聞きたい人向け↓)

https://youtu.be/0iPPlZVZBdY

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