教育費のための資産運用

奨学金は借金です!0歳から出来る大学費用の作り方!我が子に借金させたくない!

みなさん、奨学金を借りたことありますか?(今回の内容は「貸与型奨学金」の話です)

私はあります。200万円借りて先日返し終わりました!毎月1万円の返済(一括で返せば良いのだが手続きが面倒だった)

年々上がる教育費、しかし支払う親の給料は上がらない・・・。今や奨学金は3人に1人は借りる時代になっています。

日本学生支援機構(JASSO)が2019年3月に公表した『日本学生支援機構について』によると、2017年度における大学・短大生(通信制を除く)に対する貸与割合は37.5%でした。実に大学生の2.7人に1人が本制度を利用していることになります。

新卒の給与は、男女ともに平均20万円と言われています。その中から社会保険料や税金支払って、奨学金も返すとなると・・・「手残り給与」で今後の自己投資も難しい!「生きていくのがやっとなのでは・・」

このままじゃ、結婚できないですよーと言っていた後輩(理系院卒800万円の奨学金返済中)の言葉が頭に残っています。

今日は奨学金から考える「親になったからこそ考える教育費作り」について、まとめてみました!

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奨学金は「借金」である

奨学金とは経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

そもそも、奨学金って「経済的理由」で修学が困難な学生が借りる「お金」です。

借りるなら「借金」、いつか返すものって借りる時に考えましたか?

思い起こせば高校生の頃、大学受験前の慌ただしい中、同級生達が「この書類を親に書いてもらって奨学金をもらう」割と気軽に申請していました。

私は親が大学進学に賛成してなかったので「進学しても入学金や授業料を出してもらえないかも」と不安になり、申請したのを覚えています。

最近では「奨学金が返せずに破綻する」なんて記事も出ています。

国の奨学金を返せず自己破産するケースが、借りた本人だけでなく親族にも広がっている。過去5年間の自己破産は延べ1万5千人で、半分近くが親や親戚ら保証人だった。奨学金制度を担う日本学生支援機構などが初めて朝日新聞に明らかにした。無担保・無審査で借りた奨学金が重荷となり、破産の連鎖を招いている。朝日新聞デジタル

大学卒業後に就職してから思ったのが、理系、大学院卒、高学歴って結構、奨学金を背負ってます。金額にして「500万、800万円」なんて高額な人もいます。

冷静に考えると怖いですよね。例えば500万円を(無利子で借りていたとしても)20年で返すなら、毎月2万円強の「支払い」が大学卒業後23歳から43歳まで続く事を「高校3年生」が選ぶのが「奨学金の仕組み」なんです。

 
 

そもそも大学進学費用っていくら必要?

 

もちろん奨学金に助けられて「大学」へ行けた人もいるでしょう。

今回私が言いたいのは「奨学金を借りるな」という話ではなく、親も子供も「奨学金は借金」だと理解して借りている?かという話です。

でも大学の学費はとても高い!子供には奨学金をと思う家庭もあるはず。

大学4年間でかかる費用の平均は667.0万円、国公私立別では、国公立457.5万円、私立文系で675.5万円、私立理系で818.0万円。
さらに、1人暮らしの場合は、仕送りと初期費用を合わせて544.6万円がプラスとなる。また、私大でも医科歯科系、芸術系になるとさらに高額になる。
https://resemom.jp/article/2016/10/13/34265.html

これを見る限り、最低でも600万円は用意したいと思いませんか?

でも、このお金を用意するのが難しい・・・と感じる人は、「児童手当」と子供のために毎月貯める予定のお金の額を思い浮かべながら次を読んでみてください。
 

奨学金の前に児童手当を運用する

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児童手当はどうしていますか?

中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している人は毎月貰えます(所得制限のある家庭は5000円)

児童の年齢児童手当の額(一人あたり月額)
3歳未満一律15,000円
3歳以上小学校修了前10,000円(第3子以降は15,000円)
中学生一律10,000円

 

15000円× 12ヶ月 ×3年間= 54万円
10000円× 12ヶ月 ×12年間=144万円

普通に貯金しておくだけでも、児童手当で54+144=194万円になります。

全く手を付けなければ、大学費用の足しになりそうですよね。我が家はこの児童手当を資産運用しています。

児童手当をどうやって運用するの?

 

資産運用において、子供の持つ最大の武器は時間です!すぐには資産が作れなくても、時間をかけて作ることは可能です。

例えば

  • 児童手当15000円(3歳までの分)を3年間
  • 児童手当10000円(4−15歳までの分)を12年間
  • 毎月ドルコスト平均法でインデックスファンド積立
  • 15年間購入する

ざっくり計算して、利回り5%でなら、総額194万円の児童手当は275万円!になります。約75万円増えるのです。15年運用でインデックスファンド平均利回り4,7%を参考にした)

ちなみに、現在の低金利のまま銀行に置いてたら194万1300円(金利0.01%)です。1300円増加。

15年積立運用して275万円を作る、そして親も毎月同額を出して、同じく積立購入すれば275万円+275万円=550万円。

大学入学時に用意したい600万円にほぼ近づくのです!

0歳からの準備が大事

 

奨学金は借金です。我が子に借金を背負わせたくない!

児童手当と同額の子供資金を合わせて運用して、大学費用を作りませんか?

今回は投資信託(インデックスファンド)で積立投資を紹介しましたが、親がお金について勉強すれば、いろんな方法があります。

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「あーせっかく社会人になったのに、毎月奨学金の支払いがあって自己投資がなかなか・・・」我が子の未来の時間のために「お金の勉強」をしながら賢くいきたいですね!

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